今回は、「幸せになる方法」について書きたいと思います。
そのためにまず、公開記事である前半部分で「不幸になる方法」を説明します。
なぜわざわざ逆のものについて説明するかと言えば、対比をすることで理解が深まるからです。
また、とてもたくさんの人が、毎日あきもせずに「不幸になる方法」を実践しているように思えるからです。
クルマを前に進めるためには、アクセルを踏む前に踏んでいるブレーキから足を外す必要があります。
同じように幸せになるためには、不幸になるようなクセをまずやめなければならないわけです。
この記事を書いているコンドーさんは、「引き寄せの法則」研究歴10年以上。
関連書籍を100冊以上読み、いまでも思索と実践を続けています。
そんなわけで、今回は、まず「不幸になるための3つの方法」について解説します。
そして、「幸せになる方法」をお教えします。
不幸にならないために、たくさんの人がハマりがちなワナを、ちゃんと見分けられるようになりましょう。
もくじ
不幸になる方法①いますぐに解決しようとする
何かを望むとき、「それを、いますぐに実現させたい」と思う人が多いようです。
しかし成功を急ぐことには、少なくとも二つの問題があります。
一つめは、イヤなことに意識を向けすぎているという点です。
望むことをすぐに実現させたいという人の多くは、現状に強い不満を持っています。
「この状態から、何とか早く抜け出したい」という強い思いが、自分の望む状態に意識を向かわせているということです。
けれども、「イメージ」と「感情」がセットになるとそれが実現するというのが「引き寄せの法則」です。
現状の不満点についての「イメージ」とイヤだという不快な気分という「感情」がセットになると、それが実現します。
つまり、イヤな現状がそのまま実現し続けるということです。
成功を急ぐと失敗が続くということの原因は、この点にあります。
なお、イメージと感情のセットについて、よりくわしいところを知りたい方は、以前の記事を読んでみてください。
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自分と他人に影響してしまうカラクリ。「引き寄せの法則」と無意識(潜在意識)
ココがポイント 強い感情でイメージを無意識に刷り込めば、望みが現実化される。 ぺんたか 「無意識」って言葉、「引き寄せの法則」の本を読んでたら、ちょいちょい出てくるよな。 ...
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さて、成功を急ぐことの問題点の二つめは、「焦る理由が不安の裏返しである場合が多い」ということです。
夢を実現させる自信がある人というのは、あまり焦ったりしないものです。
「自分の望みどおりになる過程を楽しみながら進む」というのが、典型的な成功者の姿です。
行き先とたどるべき道を確実に知っている人は、悠々と進むことができます。
一方で、迷子の人は一刻も早く正しい道を見つけ出して目的地に到着しようと焦り、苛立ちます。
この違いを、よく意識してください。
すでに書いたように、「引き寄せの法則」は、「イメージ」と「感情」がセットになったときに実現します。
いつまでも実現できないかもしれないという「イメージ」と焦ったり苛立ったりする「感情」とがセットになると、それが実現します。
つまり、望みがいつまでも実現されないということが、現実のものとなるわけです。
以上のような二つの理由から、「いますぐ実現させたい」と思うのは、まったく得策と言えないわけです。
とは言っても、アセるとだいたいうまくイカないってのも、やっぱり事実なんじゃよ。
不幸になる方法②選択肢を狭める
望みをうまく実現させられない人の特徴として、選択肢を狭めるということがあります。
そして、そういう選択肢の狭め方には、主に二種類のものがあります。
一種類めは、自分の目標を「それでなければダメ」「他では意味がない」と考えることです。
恋愛に失敗する典型的な例は、最初から運命の人を探すというものです。
そして、それらしき人を見つけたら、ただその人しか眼中になくなってしまうわけです。
すると、失敗の可能性は非常に高くなってしまいます。
一方で、上手な人は流れに身を任せます。
そして、たどり着いた先にいた人を運命の人として解釈するのです。
ターゲットを絞れば、その一点だけに成否が掛かってきますから、当然に失敗の確率は上がります。
つまり、「自分の頭の中で最高だと思うものだけに狙いを絞るのは、失敗する典型的なパターンだ」とさえ言えるわけです。
選択肢の狭め方の二種類めは、目標を実現するためのステップを一つに決めてしまうというものです。
つまり成功までの段取りを想像して、「自分が通るコースはそれでなければならない」と思い込むということです。
こういう人は自分のイメージどおりの流れでことが進まないと、すぐに「失敗だ」と思ってしまいます。
けれども自分が設定したゴールが実現される道筋は、一つではないはずです。
また、たとえ失敗に見える場所に到着したとしても、そこからゴールにたどり着ける道が残されている場合も、たくさんあるわけです。
しかし実現までの段取りが固定されてしまっている人からすると、そんな道はまったく見えなくなってしまっています。
こうして、自分で失敗の可能性を上げているわけです。
以上のように「ゴールを唯一のものに絞ること」と「ゴールに至る道を一つに絞ること」は、失敗の可能性を上げます。
ですから、選択肢を狭めるのは、不幸になる方法の一つと言えるわけです。
「サイコーだと思う一つのモノだけに狙いを定めて、そこに賭けてみたい」っていうキモチは、あるよねぇ。
でも、逆に「失敗するためのかなり確実な方法」なんだわ、コレは。
不幸になる方法③他人を変えようとする
「引き寄せの法則」について、その実践をお教えしていると様々な相談が寄せられます。
その中でも一番多いのが、「人のことを自分の思うとおりに変えたい」というものです。
こう書くと、随分と自分勝手な望みのようにも見えます。
でも、人の望むことのほとんどは「誰かに何かをしてもらい」というものです。
「あの人とちょっとお話したい」というのも「好きになってもらいたい」というのも、そうです。
「夫に家庭を顧みてほしい」も「妻に不倫をやめてほしい」も、同じです。
「仕事で昇進させてほしい」も「仲間外れにしないでほしい」も、まったく同じです。
「年老いた親にクルマを運転しないでほしい」も「子供に勉強してほしい」も、やっぱり同じです。
例を挙げればキリがないですが、どれもこれも全部、内容としては完全に同じです。
要するに、「自分の望むとおりのことを相手にしてもらいたい」ということだからです。
でも、自分が逆の立場になったら、すぐに分かることがあります。
それは、「人間は、“人の思うとおりにはされたくない”と感じ、また考えている生き物だ」ということです。
これはおそらく、太古の昔から人間が、様々なことを自分自身で決めることによって生き延びてきたせいだと思われます。
つまり、長い年月をかけて得られた「進化の結果」ということですね。
ですから「誰かが自分に何かを強制しようとしている」と感じると、人は強く警戒をすることになるわけです。
要するに、「あなたの思いどおりにはならないぞ」という無意識的な反抗が生じるということです。
そのため相手が言うことを聞いてくらないからと言って、もっと頑張ると相手も意固地になって反抗します。
結局のところ、最初にあった「思いどおりにしたい」という側の望みは、たいていは実現しません。
結局は、望みはいつまでも実現されず、欲求不満だけが募っていくわけです。
もちろんそれは、望んだ側にとっては不幸な現実です。
以上のような理由から、「相手を自分の思うとおりにしたい」と望むのは「不幸になる方法」の一つだと言えることになります。
とにかく、色んなコトを、じゃんじゃんやってもらいたいじゃん?
そのために生きてるようなトコ、あるじゃん?
ただまぁ、「そのモードで生きてると不幸になりやすい」ってのは間違いない話なんよ。
まとめ:不幸になる3つの方法
記事のポイントを整理します。
「不幸になる方法」は、次の3つとなります。
- いますぐに解決しようとする。
- 選択肢を狭める。
- 他人を変えようとする。
ここまでは、不幸になる方法について解説しました。
まずは、自分がこれらの「不幸になる方法」を実践してしまっていないかを、チェックしてみてください。
さて、これらを踏まえたとしても、幸せになるためには、どうしたらよいのでしょうか。
大雑把に言うと、「これらを避け、逆を心掛ける」ということになります。
ただし、コツが色々とあります。
以下では、会員の方のために、ここまでで説明した「不幸になる方法」を踏まえた「幸福になる方法」について、説明をします。
まずは、「そもそも幸福とは」という話から始めていきましょう。
それが何かも分からずに追い求めても手に入れることは困難で、つまりは幸せにはなれない結果に終わるからです。
ひとまず、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。