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no name
いきなり「神」の話かよ。
ドーしちゃったんだい?
no name
まぁ、「引き寄せの法則」のによく出てくるから解説するってトコもあるけど・・・。
ヒトが望んでるコトが、「神」ってヤツに現れてるんだよなぁ。

 

「引き寄せの法則」についての本の多くに、「神」という言葉が登場します。

当サイトでは、「引き寄せの法則」を現実的に解釈することを目指していますので、この点についても考えてみたいと思います。

もともと「引き寄せの法則」での「神」のイメージは、ニューソートの思想から生まれたものです。

(※ニューソートについては、コチラに関連書籍のレビューがあります。)

ニューソートでの「神」は、一般的に想像されるような人に似たイメージの存在ではありません。

つまり、人間のように何かを見たり判断したり、忠告や命令をしてくるような存在ではないということです。

ニューソートにおける「神」は、よく「根源的な物質」と表現されます。

それは目には見えないけれどもどこにでもあり、人間が望めば、体の中に入ってきて力になる存在で、病気を治す原因になるものとして捉えられています。

また、それはすべての源であり、「宇宙」そのものとも考えられています。

つまり、ただ一つのものがすべてのものの原因であるという、いわゆる「宇宙一元論」の見方がベースにあるわけです。

no name
もう「宇宙一元論」は、分かったっちゅーの。
no name
そう言いたくなるキモチも分かるが、まぁ、話はマダマダ続くから、聞けよ。

 

 

ルールを示す側としての「神」

さて、どんな宗教でも、共通しているところがあります。

それは「神」を人間を導いてくれるものとしてイメージしている点です。

つまり、ニューソートのように人間のような存在として「神」をイメージしていなくても、その点は同じだということです。

けれども、「人を導く」といっても、はたして何に導くのでしょうか。

それは言ってみれば、「喜びの方へ」ということになります。

そしてそのために作られたのが、社会的なルールです。

数千年前までは、「神」が人間たちに示していたものは「ルール」でした。

ルールというのは、法律はもちろん、道徳や倫理も含めたものを意味しています。

もう少し古めかしい言葉で言うと、「掟(おきて)」です。

例えばモーゼの十戒は、「掟」のうちでも特に大事だとされていたものと考えられます。

具体的には、「盗むな」「人を殺すな」「父母を敬え」というような内容です。

初めのうちは、集団の中で多くの人が認めるようなルールが自然と生まれてきました。

そして、それを守るための権威付けをする目的で、「神」が考え出されたわけです。

決まりが何もない状態では、社会は混乱してしまいます。

だから、「神」から与えられた様々なルールが人間の生活を導いていた、ということになるわけです。

逆に言うなら、「神」とは何かという問題の答えは、こうなります。

つまり、「人間を導くためのルールを与える側として想像されたもの」ということです。

けれども、「神」がルールだったのは過去のことです。

それを変えてしまったのが、イエスです。

イエスが分かってしまったこと、教えたことを境に、「神」は変わってしまいました。

その点を説明するために、一旦、別の話をします。

no name
ふぅむ。
ルールを与える主体としての「神」か。
ドーでもイイな。
no name
たぶん、望みを叶えるための参考にもなるから、まぁ、聞いとけ。

 

 

スーパーエゴから生まれた「神」

コチラの記事にも書いたとおり、精神分析では、人間の自我を三つに分類して説明しています。

つまり、エゴ、スーパーエゴ、エスの三つです。

エゴとは、意識的な自分のことです。

スーパーエゴは、法律や道徳などの社会のルールを守ろうとする部分です。

そして、エスは感情のもとになる無意識の部分です。

人間の心の仕組みは、エスが欲望を生み出し、スーパーエゴによる指令を材料にしながら、エゴが意識的な判断を下す、というように大雑把に捉えられます。

例えば、お店でおいしいものを見つけたときには、いますぐ食べたいと思う(エス)かもしれません。

それでも、犯罪性や世間体のことを感じて(スーパーエゴ)、その場で掴み取って食べたりはしません。

そして、お金や栄養のことを考えながら、買うかどうかを判断する(エゴ)わけです。

法律がなかったり教育が不十分だった時代には、社会的なルールが導き手でした。

モーセの十戒にある「殺すなかれ」「盗むなかれ」「姦淫するなかれ」というのは、そういう類いのルールです。

それはもともとは、それぞれの心の中にあるスーパーエゴの声から出てきたものと考えてよいでしょう。

つまり、スーパーエゴが人々を導くもので、それを人間に知らせる存在が「神」としてイメージされていたわけです。

「神」の言葉を預かる者は預言者と呼ばれ、ノアやモーセがそれに当たります。

預言者についても現実的に解釈するなら、次のように考えられるでしょう。

つまり、「儀式や修行、祈りなどでトランス状態に陥った人間が、自分の中から発せられるスーパーエゴの声を、外側からの「神」のお告げと考えて、周囲の人間に教えた」ということです。

自分の中にあったルールというのは、意識的なものもあれば、無意識的なものもあったに違いありません。

つまり、自分でも「これは守るべきだ」と思っていたものもあれば、そんな意識はしていなかったけれども、お告げとして聞こえてきたルールもあるという話です。

また預言者は、自分の外側にある偉大な存在として「神」を想定し信じることで、ルールの公平性を補強していたと想像されます。

なぜなら、不公平なルールを「神」の命令とすることは、その神聖さを侵すものであるからです。

預言者からルールを伝えられ受け取る民衆の側からすると、「神」から発せられたものとして知らされることで、それに従うことの絶対性を感じていたのだと思われます。

また、一般的に言って「何が守るべきルールであるのか」を示すときには、自分自身もそのルールに抵触する可能性がありますから、自分の状況は勘定に入れず一度置いておく必要があります。

そのためにも、トランス状態が有利に働いていたと思われます。

つまり、忘我の状態でなければ、エゴがルールに手心を加える隙きを与えてしまう恐れがあるということです。

このようにルールとしての「神」の時代が長く続きましたが、世の中は変わっていきます。

つまり、社会が整備されるにつれ、法律や道徳としてのルールは明文化され、共有されるようになったわけです。

言ってみれば、ここで一度、「神は死んだ」と呼ばれる状態になったということです。

しかし、ここでまた新たな「神」を創り出したのがイエスです。

no name
昔々は、監視役のスーパーエゴが「神」のイメージだった、と。
no name
そうね。
オキテを示すのが「神」の役目だったワケやね。

 

 

イエスが示した「神」

イエスが示した「神」というのは、「愛」のことです。

つまりここで、導き手がスーパーエゴからエスに移ったことになります。

愛情は、エスから生まれるものだからです。

イエスの心の中から「汝の隣人を愛せよ」という言葉が生まれ、それを発した新たな「神」がイメージされるようになったということです。

そして、それが多くの人の心が発している言葉と同じだったために、大きな影響を持ったということになります。

イエスの言葉は、一見するとスーパーエゴが発した掟(おきて)についての言葉のようにも見えます。

けれども実際には、「感情に従え」というエスの言葉です。

もちろん、イエスが教え諭す以前には、愛という導き手がなかったということではありません。

しかしイエスの存在自体が、すでにスーパーエゴを「神」とする時代は終わり、新たにエスを「神」とする時代が始まったということを告げ知らせる声であったことは間違いありません。

とても大きな変化が起こったわけですが、この点は十分に理解されていないように思われます。

実際、イエスの教えを伝えようとして組織された教会というのは、残念ながらエスではなくスーパーエゴの化身であると言えます。

どういう行いが罪なのか、何を懺悔し悔い改めるべきなのか、そして、組織の中で誰が偉く、だから誰に従うべきなのか。

教会のこうした関心事は、イエスが示したこととは何の関係もありません。

例えば、娼婦を責める人たちの声に「あなたがたのうちで罪のない者が、まず彼女に石を投げよ」と応えたイエスの言葉は、批判の的になっている相手を助けるために発した言葉にすぎません。

あるいは、そのような、自らには非はないとするような思い上がりを正すことにこそ、大きな意味があるものです。

しかし、それは「人間には、避けられない原罪があるから、ことあるごとに教会で悔い改めをすることが必要だ」と解釈されました。

そして、教会組織こそが信者の多くを神経症などの病気に陥らせてきた部分があるわけです。

そもそもイエスにとって原罪とは、つねに抱えていることが当然のものです。

そのため、たとえ教会でどんなに懺悔したとしても、「自分はそこからは自由だ」と思うこと自体が考え違いなのです。

教会に対するニューソートの批判は、まさにその点にあります。

no name
「エスの声を神とする時代が来たんやでぇ」って言ったのに、教会はまたスーパーエゴのオキテを大事にしちまった、と。
no name
で、「なんも分かってねーじゃん?」っつって、ニューソートが出てきたワケだ。

 

 

ニューソート運動の意味

ニューソートの考えの根本には、教会組織への批判があります。

つまり、「愛を説いたはずのイエスの思想によって、逆に信者の心が病んでしまっているのは、教会に原因があるのではないか」という訴えであるわけです。

そしてイエスのキリスト性を、人々を癒やした力に求めて、それを現代においても実践しようとしたわけです。

イエスは、様々な場所で、たくさんの奇跡を起こしています。

ニューソートでは、イエスが使った力の根源をあらゆるところにある「根源的な物質」としての「神」によるものと捉えました。

そして、それが人間に流入すること、いわゆる「神的流入」によって、病が癒やされると考えます。

しかし、そもそも「殺すなかれ」や「隣人を愛せよ」は、なぜ喜びの方へ人間を導くのでしょうか。

お互いに殺し合うような状況では、まともな生活すらままならないですから、「殺すなかれ」が喜びの方へ導くのは自明のように思えるかもしれません。

では、「隣人を愛せよ」については、どうでしょうか。

人を愛し、人から愛されれば喜びが増すこともまた、自明のようにも思われるかもしれません。

けれども、それはなぜでしょうか。

つまり、人はなぜ、愛情を好むのでしょうか。

言い換えるなら、「どうして人は愛を好むように作られているのか」という問題です。

no name
だって、ギューっとして、ブチューっとヤッたら、サイコーやん?
no name
だから、「なんで、そーヤッたら、サイコーなキモチになるのか」って、話よ。

 

 

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