つーか、アファメーションって、何だっけ。
まぁ、しゃーない。
今日も今日とて、皆様の願望実現のために、説明してまいろうか。
本記事の内容
- アファメーションのポイント。
- 多くの人がハマるワナ。
- 「何度も口に出す」よりも大事なのは、○○。
「引き寄せの法則」を使って望みを叶える方法として、アファメーションがあります。
望ましい姿を想定して、「自分はそういう人間だ」というのを宣言するという実践方法です。
でも、なかなか上手くやれていない人が多いようです。
よく「願い事を何度も口に出して言うと叶いやすいですか?」という質問を受けるので、解説をしたいと思います。
きちんと理解をして納得して実践すれば、続けられますし効果も出やすいです。
アファメーションとビジュアライゼーションは、「引き寄せの法則」の実践方法としてメインの二つです。
この記事で、アファメーションをマスターしてしまいましょう。
この記事を書いているコンドーさんは、「引き寄せの法則」研究歴10年以上。
関連書籍を100冊以上読み、いまでも思索と実践を続けています。
そんなわけで、今回は「アファメーションのやり方」について、解説します。
「引き寄せを実践したいけど、やり方が分からない、やる気になれない」と思っている方は、ぜひご覧ください。
もくじ
「当然のこと」は実現しやすい
願い事を口に出すというのは、アファメーションと呼ばれる手法です。
アファメーション(affirmation)というのは、単語自体は「断言」「肯定」という意味です。
「引き寄せの法則」やコーチングなどの分野で使われる用語としては、「肯定的な宣言」というような意味を持っています。
例えば、スポーツ選手なら「私こそが、金メダルを獲る!獲れる!」「オレが世界チャンピオンだ!」というような感じで宣言をする、というような話ですね。
宣言を繰り返すことで、内容を無意識に刷り込むワケです。
無意識への刷り込みがうまく行けば、脳は「金メダリスト、チャンピオンというのが自分の当然の姿」と認識するようになります。
すると、実現のために必要な情報を得ようとしたり、取るべき適切な行動が勝手に促されたりする流れができるワケです。
もしかすると、「そんなことでうまく行くの?」という疑問があるかもしれません。
でも、じつは本人が「当然だ」「普通のことだ」と思っていることが実現しやすいというのは、誰でも知っている話です。
例えば、自営業の家で育った子供は、サラリーマン家庭の子供よりも、自分で商売をすることに対して、心理的障壁がありません。
「そんなことは当たり前だ」と思うかもしれませんが、こういうものが「無意識的な心構え」なのです。
「マインドセット」などとも、呼ばれています。
他にも、「いつも途切れることなくパートナーがいる」という人は、その状態を「当たり前のもの」と認識しているものです。
逆に、「パートナーがいるのは特別なことだ」と感じている人には、パートナーができにくいということになります。
ですから、「パートナーができない」という人は、「パートナーがいるのが当然」「いないのはおかしい」と感じるように、まず自分を変えるのが得策なのです。
でもこれは、「ただ、そうだと思えばいい」「強く念じる」というような話ではありません。
自分自身が、自然とそう感じる必要があります。
そんな風に自分を仕向ける方法、自分自身を教育するための方法が、アファメーションなのです。
「当然のこと」は実現しやすいから、それを意図的に作る。
その方法が、アファメーションってワケか。
なので、これを理解して実践できるようになったら、もう勝ったも同然だな。
フハハハハ!
アファメーションの基本
アファメーションについては、一般的には二つの基本的なポイントがあると言われています。
一つは「肯定形」で表現することで、もう一つは「現在進行系」で表現することです。
「肯定形で表現すべき」というのは、つまり「否定形ではいけない」という意味合いです。
「私は病気にはなりたくない」というのはダメな例で、正しくは「私は健康でありたい」ということになります。
「なぜ肯定的でなければならないか」については、よく「無意識は、否定形を理解しないから」というような説明がなされます。
でもこれは正直なところ、分かったような分からないような説明でしかありません。
なので、もう少しくわしく言うと「どんな表現であっても、一度発言すれば、脳内ではそのイメージが刺激されてしまうから」ということになります。
「病気になりたくない」と言うと、まず必ず、「病気」というイメージが呼び起こされます。
すると、そんなことをまったく言わなかった場合よりも、より「病気」というものが「当然のもの」として刷り込まれてしまうワケです。
だから、扱う言葉、扱う概念には注意が必要で、不必要・不用意に否定的な表現を使うのはNGなのです。
アファメーションのポイントのもう一つは、「現在進行系で表現すべき」ということでした。
これを、先ほどの「私は健康でありたい」という例で考えてみましょう。
「ありたい」というのは「現在進行系」ではありませんから、「私は(いま)健康だ」というアファメーションに変えるべきだ、ということになります。
なぜ「現在進行系」でなければならないかは、「私は健康でありたい」というのが「未来の願望」であるからです。
そういうを宣言していると「私はいつか健康になりたい人間だ」ということが、無意識に刷り込まれてしまいます。
すると、無意識は「いつか、そうなりたい」という自分を実現させようとします。
つまり、結果としては「いつまでも実現しない」ということになってしまうワケです。
聞いたコトあるで。
「すでに実現したものとして言う」のが、エエんやろ?
「いま自分がそーゆー状態」だっつー洗脳をして、「それが当然」と感じさせる、っちゅーこっちゃ。
あまり指摘されない「最重要のポイント」
ここまで説明したように、「肯定形」「現在進行系」というのが、アファメーションの条件としてよく説明されます。
でも、もう一つ、もっと大事なポイントがあります。
この点については、あまりきちんと説明されていない場合が多いです。
ですから、実践の際には必ずチェックしてください。
その不可欠なポイントというのは、「アファメーションを言ったときに、ポジティブな気持ちになれるか」という点です。
これが、もっとも大事です。
逆に言うなら、「たとえ素晴らしいアファメーションに見えても、自分が肯定的な感情になれなければ、何度繰り返してもムダ」ということになります。
なぜ感情が大事かということについては、言うまでもないでしょう。
あらゆる行動を引き起こす原因となっているのが、人間の「感情」だからです。
感情、感覚、衝動というように表現は色々とありますが、人間を引きずっていくのは、そういうものです。
感情には、意識的なものに加えて、無意識的なものもあります。
つまり、本人が気づいているものもあれば、気づいていないものもあるワケです。
気づいているものについてばかり考えていると、気づいていないもののことは忘れがちになります。
いまこの文章を読んでいるアナタの頭では、意識が働いています。
比較的新しい脳である外側の脳、大脳新皮質が主に働いていることになります。
そこでは、理屈が支配的です。
そのため逆に、感情のことが軽視されてしまう場合が多いということになります。
そんなワケで、アファメーションの説明においても、肝心の「感情」の話が抜け落ちてしまっているケースが多いのです。
本能的な機能を司る内側の脳、大脳辺縁系に訴えかけなければ、人間の行動の根本に影響を及ぼしていくことは難しいです。
だから、「感情」の動きを見るのです。
実践が続かないのも、結果が出ないのも、感情がウマく動いてないからなんかネ。
感情を無視して、何を何度唱えたとしても、そりゃあアンタ、ぜんぜんムダだぜよ。
多くの人がハマるワナ
当然の話ですが、ポジティブな感情はポジティブなイメージとの相性がいいと言えます。
ポジティブなイメージを現実化しようとするなら、ポジティブな感情は不可欠のものです。
でも、多くの人がこの逆のことをしています。
つまり、ネガティブなイメージとネガティブな感情をセットにして、自分に刷り込みを行い、それを現実化してしまちてるというワケです。
例えば、失敗するたびに「またやった」「やると思った」と言って、怒ったり悲しんだり悔しがったりする人がいます。
でも、そんなことをしていると、ネガティブな「イメージ」と「感情」とをセットにして、何度も自分に突きつけることになります。
すると、「すぐに失敗する自分」「何度も失敗する自分」というイメージが無意識に刷り込まれて、現実化することになってしまうのです。
もちろん、本当にやるべきなのは、そのまったく逆のことです。
さて、ここまでの説明によって、最初にお話した疑問の答えは、分かったかと思います。
つまり、「アファメーションを何度も口に出す方が、望みが実現しやすくなるか」についての答えです。
何度も口に出すことによって、より強く刷り込みが行われる可能性は上がります。
でもそれ以前に、アファメーション自体がちゃんと条件を満たしているかどうか、チェックすることの方が大事です。
条件というのは、「肯定形」「現在進行系」という二つに加えて、「ポジティブな感情を呼び起こすか」ということです。
これらが満たされたときに初めて、何度も口に出すことの意味が出てくるのです。
「まーた失敗した」ってね。
そーじゃなくて、いつでもホントにちょっとしたことでも「イイ気分」になれるコトを探して、「いっつもウマいことイクわぁ」って言わないと、サ。
まとめ:「何度も口に出す」のは大事なのか
記事のポイントを整理します。
- アファメーションのポイントは、「肯定形」と「現在進行系」。
- それ以上に大事なのは、宣言したときの「感情」。
- これらが満たされていないと、繰り返してもムダ。
今回は、「アファメーションは、何度も口に出すのが大事なのか」について解説しました。
「最重要なのに、あまり強調されていない“感情”の大事さ」を示すのが、今回の記事の主眼です。
以下、有料会員の方のために、「自分にマッチするアファメーションの探し方」について解説していきたいと思います。
「私こそチャンピオンだ!」というような気恥ずかしい、ブラック企業で社員が言わされているようなアファメーションではなく、どういうものだったら言いやすく続きやすいか、という話をしたいと思います。
ここまで読んでいただき、大変、ありがとうございました。