ココがポイント
実践の方法は、アファメーションとビジュアライゼーション。
やったるでぇ。
ワイは、やったるんやでぇ。
「引き寄せの法則」で願望を実現させたいときに、引き寄せのために実践すべき方法について紹介します。
引き寄せのための実践方法については、様々なものがあります。
イメージしたり、瞑想したり、感謝したり、宣言したりするような道具を使わない方法。
欲しいものの写真をコルクボードに貼ったり、箱にしまったりする方法。
願望やそれが叶えられる理由、成功の兆しなどをノートに書き出す方法。
方法がたくさんありすぎて、どれを実践すればよいのか分からない方もいるかもしれません。
ここでは、もっとも基本的なものである、二つの方法をご紹介します。
その二つの方法というのは、アファメーションとビジュアライゼーションです。
どちらも「引き寄せの法則」の本を書いた多くの著者が勧めている「王道」とも言える方法です。
アファメーションとビジュアライゼーションか。
うふん。
もくじ
アファメーションの方法
アファメーションは、「断言」「肯定」を意味する言葉で、実際にやるのは「肯定的な宣言をする」ということです。
なぜ宣言するのかといえば、「無意識に命令を出すため」です。
これまでも書いたとおり、当サイトでは「引き寄せの法則」の効果を、無意識の働きを利用したものと考えています。
命令を受け取った無意識は、願望を実現するための情報収集を自動的に行い、その情報を利用した解決策の模索まで勝手にやってくれます。
アファメーションをただの「宣言」ではなく「肯定的な宣言」としたのは、無意識の働きに由来しています。
すでにコチラの記事で説明したように、無意識は肯定と否定を区別しません。
幼い子供が「転ぶんじゃないよ」と言われた途端に転んでしまうという光景を、見たことがあるのではないでしょうか。
自我が発達していない幼児の無意識は、言葉の暗示を簡単に受けてしまいます。
そして、この例からも、否定形の表現を肯定形で受け取ってしまっていることが分かります。
「転ばないで」と言われると、まず「転ぶ」ということがイメージされます。
そのため、否定形を無視したイメージが受け取られ、それに影響されるわけです。
例えば、「病気なしの体でありたい」というのと「健康的な体でありたい」というのとでは、意味としてはあまり変わりません。
けれども無意識は否定形を認識できないので、前者は「病気になる」と受け取ってしまうのです。
以上の理由から、アファメーションは肯定形の宣言でなければならないことになります。
また、アファメーションは現在形である必要があります。
なぜなら、「いつかそうなりたい」というように表現してしまうと、無意識は「将来そうなる」という状態を実現させようとするためです。
つまり、いつまでも叶えられないことになるからです。
ですから、アファメーションは現在形でなければならないのです。
例えば、貧乏から抜け出したい場合には、「私はお金持ちである」というアファメーションが考えられます。
「貧乏は嫌だ」というのは、無意識としては貧乏になろうとするのでいけません。
また、「いつかお金持ちになりたい」というのも、「いつかなる」というのを実現するのでNGです。
このように肯定形、現在形の宣言を朝晩言うなどして、何度も繰り返すのがアファメーションの方法です。
自分が決めたアファメーションの言葉を書き出し、その紙をいつも目に入る場所に貼っておくというのも、よいやり方です。
本人は前向きなつもりだってのが、ナカナカに始末が悪い。
ビジュアライゼーションの方法
ビジュアライゼーションとは、「願みを叶えた状態をイメージする」という方法です。
つまり、イメージによって無意識に命令をする方法、ということになります。
自分が欲しいものや望む状態を、すでに達成されたものとしてイメージしていくのが、ビジュアライゼーションの方法です。
一つの方法として、「引き寄せの法則」の火付け役となった『ザ・シークレット』には、「ビジョンボード」と呼ばれるものが示されています。
具体的には、コルクボードに自分が欲しい家や車などの写真を貼って、いつも目に入るような場所に飾っておくという方法です。
そして毎日それを眺め、その度に望ましい状態をイメージするということをします。
もちろん、ビジュアライゼーションでは必ずビジョンボードを利用しなければならないというわけではありません。
あくまでこれは、イメージをしやすくするための一つの方法にすぎないということです。
要するに、「こうなりたい」と思うような状況を、何度も繰り返してイメージできればそれでよいわけです。
実践するときには、「自分がすでに望む状態になった」とイメージすることが大切です。
例えば、素晴らしい家が欲しいとすれば、その家に実際に住んでよい気分に浸っているシーンをイメージするということです。
なぜこうするかと言えば、考えたものが現実になるというのが「引き寄せの法則」だからです。
アファメーションと同じように、ビジュアライゼーションのときにも、「いつか手に入れたいなぁ」と思っていてはいけません。
そうすると、「いつか手に入れる」ということが現実化して、いつまでも自分のものにならないからです。
もしビジュアライゼーションという言葉がピンと来ないなら、単に「フリをする」という風に考えるとよいかもしれません。
お金持ちになりたい人は、すでにそうなった状態をイメージして金持ちのフリをして、いい気分に浸るということです。
かなり、はずかちぃので。
大事な注意ポイント
アファメーションとビジュアライゼーションは、「引き寄せの法則」を利用するための王道とも言える方法ですが、一つだけ注意点があります。
それは、「必ず感情をセットにして行う」ということです。
ただ宣言をしたりイメージをしたりしても、それだけでは無意識は命令を受け取ってはくれません。
願望を実現したときの嬉しい気分、誇らしい気持ちを感じながら、宣言やイメージをする必要があるということです。
ところで、実際には多くの人が、日常的にこれらの方法と逆の「引き寄せ」をしてしまっています。
つまり、不愉快な気持ちとともに実現したくないことを宣言したり、イメージしたりしてしまっているということです。
何か失敗したときには、イライラしながら「失敗した」「またやってしまった」「やると思った」「だからダメなんだ」という宣言をしてしまいます。
不愉快なことがあると、その気持ちを抱えたまま、体験した情景を何度も思い浮かべ、それがいかに不当であるかを周囲の人に愚痴ったりさえします。
これらのことは、「失敗や不愉快な出来事をもっと、繰り返し味わいたい」と、無意識に対してオーダーすることに他なりません。
「なぜ感情とセットでなければ無意識に伝わらないか」については、二つの理由が考えられます。
一つめは、「実現したい願望が実際のものだと勘違いさせるため」ということです。
「人間の脳は現実とイメージを区別できない」というのは、よく言われることです。
例えば、とても高温に熱したものだと告げて常温の鉄の棒を押し当てると、皮膚がただれるケースがあると分かっています。
他にも、目を瞑らせ無害な栗の木の葉を、うるしの葉だと告げながらこすりつけると皮膚がかぶれるという例も報告されています。
いずれも、イメージのとおりの現実があると脳が勘違いした例です。
願望を感情と一緒に抱き、高い臨場感をもってイメージすると、脳がそれを現実のものと捉えます。
かぶれやただれなどは、勝手に反応が起こったりするのですが、何か働きかけないと実現しない場合もあります。
そして、そのための方法が分からないということもあるでしょう。
けれども、そういう場合でも、無意識は実現のために勝手に働きます。
イメージされたことを実現するための方法を知らないと、無意識は違和感を覚えることになります。
そのため、実現に必要な情報を集めたり、実現のための具体的な方法を模索し始めるのです。
イメージや言葉を感情をセットにすべるきもう一つの理由としては、情報としてのインパクトを強めるためということがあります。
感情に関わる脳の部位である扁桃体は記憶を司る海馬と隣り合っていて、情動についての情報を伝えています。
つまり、感情は記憶に影響を与えるということです。
特別に好きだったり嫌いだったりする人の名前についてなら、すぐに覚えてしまうことは、誰でも知っていることです。
このように強い情動をセットにした記憶は、深く明確に刻み込まれ、当然、思い出すこともされやすくなります。
何度も思い起こすことが続けば、その想起されたものが馴染み深いものになっていきます。
そして、自分にマッチした現実を実現しようと、無意識が働きだすわけです。
ただ宣言したり、イメージするダケじゃあ、ダメなんスね。
どのくらい詳しく宣言やイメージをするべきか
アファメーションやビジュアライゼーションについては、「宣言やイメージは、どのくらい詳しいものであるべきか」という議論があります。
そして多くの本で、「できる限り詳細にすべきだ」と説明されています。
けれどもすでに書いたとおり、成功のカギを握っているのはセットになっている「感情」です。
そのため、詳しくイメージしようとしても、「よく分からない」「うまくできない」と思って感情がネガティブになってしまうと、マイナスの効果になってしまいます。
ですから、「あくまで自分の気分が高揚する範囲の中で、できるかぎり詳細にイメージする」というのがよいことになるわけです。
アファメーションとビジュアライゼーションのどちらの方法を実践するにしても、大事なのは、願望が叶った状態の自分を「当然の姿だ」と感じるところまで持って行くということです。
希望する大学に合格する人の多くは、「きっと自分は受かるだろう」と感じているものです。
また、いつでも彼氏彼女がいる人というのは、「パートナーがいない状態がおかしい」と考えているものなのです。
「夢に日付を入れよ」ということ、つまり、「願望実現の日を決めろ」ということは、よく言われる話です。
これは決めた日付からの逆算がなされ、自分がいつまでにどうなっているかを自ずとイメージする働きがあるためです。
つまり、そこから「たどるべき道筋」が見えてくると同時に、「当然のようにそこへ踏み出す自分」がイメージされるということです。
願う状態を身近に感じるための方法が、アファメーションやビジュアライゼーションだという点をよく理解して、日々、実践するようにしてみてください。
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