研究

なぜ感謝することが引き寄せのために大事なのか

更新日:

ぺんたか
「引き寄せの法則」のほとんどの本に、「感謝せぇよ」って書いてあるよな。

コンドーさん
そーなんデス。
なので、なんで大事なのか、説明してイキたいと思います。

 

「引き寄せの法則」関連書籍でよく説明されているのが、「感謝しなさい」という教えです。

けれども、なぜ感謝すべきなのか、なぜ感謝すると願いが早く叶うのかについては、以下のように大まかな説明しかなされていません。

自分が今持っているものに感謝しなければ、更に多くのものを手にすることは出来ません。
なぜでしょうか、それは感謝の気持ちがなければ自分が放射する思考や感情がマイナスを示すからです。『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス、吉田 利子訳(SBクリエイティブ) P128

感謝している人は、常にいいものがもたらされるという期待を抱いています。そして、期待は信念へと変わっていきます。『確実に金持ちになる「引き寄せの法則」』ウォレス・ワトルズ、川島和正監訳(三笠書房) P66

そのため、この記事ではもっと掘り下げて、「感謝」の重要性について考えていきたいと思います。

ぺんたか
まぁ、なんとなくよさそうな感じはするっちゃーするんだけどネ。
コンドーさん
ソコをね、なんとなくじゃなくて、ちゃんと分かろうゼって話デスわ。

 

 

そもそも感謝とは

感謝するということは、どういうことでしょうか。

自分と相手とに対して、どういう心理的作用をもたらすのでしょうか。

手始めとして、これらの点を考えてみましょう。

まずは、自分自身への効果について、です。

感謝するというのは、もちろん、何かや誰かに対して「ありがたい」と思い礼を述べたり、その思いを改めて確認するということです。

それは相手に対して表現された態度でもありますが、同時に、自分自身が恵まれた存在であることも意味しています。

つまり、ありがたいもの、価値あるものに囲まれて生きているという自分を、強く意識化する行為だということです。

感謝というのは相手に礼を述べていると同時に、自分自身を祝福するような働きを持っているのです。

では、相手に対しての効果は、どうでしょうか。

相手に対しては、もちろん、相手の存在を肯定するという強い働きがあります。

また相手からすると、当然のことながら感謝している人が目の前にいることになります。

それを認識するときには、ミラーニューロンの働きによって、感謝するということを頭に思い描くというプロセスが生じます。

※ミラーニューロンについては、コチラの記事をご覧ください。

つまり、一種のマネ、シミュレーションのようなことが脳内で行われるということです。

ぺんたか
「ありがとう」って言うコトは、「オレって恵まれてるよなぁ」と自分に言ってるコトでもある、と。
コンドーさん
言ってみりゃ、自分を洗脳してるってコトよ。

 

 

感謝で喜びが生まれる理由

結局のところ相手方は、感謝した側から肯定され、かつ、感謝の真似を模擬的にすることで自らが恵まれた境遇だと意識することになって、二重に祝福されることになります。

また感情の面では、たいていの場合、感謝されれば喜びを感じることになる訳です。

しかし、なぜ感謝されると喜びを感じるのでしょうか。

人の役に立ったと思えるからでしょうか。

しかし、それでは「なぜ人の役に立ったと思える嬉しいのか」というものに、ただ問いがずれただけの話になってしまいます。

その答えは、こうなります。

感謝されると喜びを感じるのは、そういう種類の人間だけが生き残ってきたからです。

感謝されるということは、当然、人の役に立つ何かをしたというを意味します。

つまりは、協力関係のようなものが、そこにはあるわけです。

そして、互いに協力し合うような種類の人間の方が当然、生き延びる確率は高まります。

そのため、助け合い感謝されることを嬉しいと感じるような人間こそが高い確率で子孫を残せており、だから、生きている子孫である我々は、そのとおりに反応してしまうわけです。

重要なポイントは、何を喜ばしく感じるかは、誰も意識して決めてはいないということです。

それは、あらかじめ決められていることだからです。

人間は、何を喜ぶかについては、自分では決められません。

誰かに感謝されて嬉しく感じるのは、そうしようと決めたからではありません。

もちろん誰かの感謝を拒否して、例えば、「感謝の言葉を言わせない」「お礼を受け取らない」というようなことは、できるかもしれません。

しかし、感謝をされたときにどう感じるかについては、決めることはできないのです。

そうして、そのことを決定しているのが、エス(無意識)だということです。

ぺんたか
だいたいは、感謝されると心が勝手に喜んじゃう、と。
コンドーさん
うん。
直接的には自分では操作できない感情に、人間は支配されておるのだよ。

 

 

意図的な感謝はインチキか

話を戻しましょう。

感謝は、する側される側の双方を祝福する作用を持っていて、同時に喜びを分かち合い肯定し合うことで、ともに能力を伸ばすという強い効果を持っています。

重要なのは、このようにして互いに強力に模倣し合い、影響しあって生きているという点です。

そして、「強い影響力を持った肯定的な感情のやり取りがなされるスタート地点が感謝だ」ということになります。

以上のことから、「感謝はぜひ、日頃からしていくべきだ」ということになりますので、そのための方法についても考えてみましょう。

つまり、いかにして感謝という思いを呼び起こしていくべきかという内容です。

しかしもしかすると、「それ以前に、感謝は意図的にするようなものではないのでは?」と考える人もいるかもしれません。

要するに、「意図してするような感謝は、感謝という純粋な感情に対する冒涜だ」というような話です。

けれども多くの人が、少し見方を変えれば湧き上がってくるような感謝の心を、与えられた状況を当然のものと考えることで忘れてしまっています。

実際は、そちらの方が自分や周囲の人間に対する冒涜だと言えるのではないでしょうか。

ぺんたか
意識して感謝するってコトに、わざとらしさを感じるヒトはいるかもね。
コンドーさん
んー、でもね。
ひとたび感謝のキモチが起こってしまえば、実際には、誰もソンはしないんだよなぁ。
しかも、するべき感謝を忘れてしまっている方が、だんぜん多いと思うし。

 

 

感謝をするための方法

さて、感謝をするための具体的な方法ですが、「色々なことを失って、また取り戻すようなことを頭で想像してみる」というやり方があります。

多くの人は現状において、家があり家族や友人がいて、仕事ややるべきこと、そしてそれなりのお金があるのではないでしょうか。

それらを災害などで、すべて失った状況をイメージしてください。

そして再び一つずつ取り戻すことを考える、ということをします。

これによって、当たり前だと思っているすべてのことに対する感謝の心を呼び起こすというのが、この方法になります。

もう一つ、感謝のための方法をご紹介します。

それは、「様々なことを、自分の力だけでやるとしたら……」とイメージしてみるやり方です。

例えば、食事をする際には、お店ではすでにできあがったものが売られていたりもしますし、自分で調理するにしても食材が売られており、それを買って使うことができるわけです。

そうしたものを、一から自分で用意することをイメージしてみてください。

野菜を使いたいと思ったら、種から育てる必要があります。

肉を入れたいのなら、魚を釣るか狩りをするか、あるいは家畜を育てなければならないことになります。

虫歯で痛みがある場合は、どうでしょうか。

自分でできることと言えば、せいぜい歯を抜くことくらいです。

それでも、麻酔なしとなると大変です。

自分でお酒でも作ってそれを飲み、したたか酔ったところで、虫歯に糸を結んで引っ張って抜くことになるかもしれません。

傷みは、なかなか収まらないことでしょう。

けれども実際には、何年もの間、勉強と訓練を重ねた専門家が近所にいて、常識的な範囲の報酬で、たいした傷みもなく治してくれます。

そういう状況については多くの人が当たり前のことと見なしていますが、実際には非常にありがたいことなのは言うまでもありません。

ぺんたか
まぁ、すげームカつく感じの家族だとしても、失踪したらきっと必死になって探すよね。
だいたいのヒトは。
コンドーさん
で、それに気づいて、いてくれることに感謝できたら、そこが引き寄せの強力なスタート地点になるってコトよ。

 

 

豊かさと感謝の関係

感謝には強い力があるにもかかわらず、するのを忘れてしまいがちになるのは、なぜでしょうか。

それはおそらく、「どんなことも日常になってしまうと、いつもどおりの当たり前のことだと感じられてしまう」からです。

けれども、少しだけ見方を変えれば、ありがたいことだというのを思い出すのも、それほど難しい話ではないでしょう。

先ほど説明したとおり、人間はこれまで「分業化」を進めることで豊かになってきました。

それぞれがそれぞれの仕事の専門家になり、仕事の結果をシェアして互いに豊かになってきたということです。

逆に、すべての人が別々に自分のためだけに仕事をしていたなら、不便で貧乏なままだったことになります。

こんな風に考えたなら、自分自身も誰かにとっての専門的な仕事をして、それなりの貢献した方がよいことが分かります。

そのときにも、感謝の心をもってするなら、力はより強く発揮されることでしょう。

なぜならば、繰り返しになりますが、そういう人間だけが生き延びてきており、現在生きている人間は、本来的にそういう風に作られていると言えるからです。

ぺんたか
色んなヒトが、それぞれの受け持ち分の役割をちゃんと果たしているから、ヒトってぇのは豊かに暮らしているんやな。
コンドーさん
ボクらのエサも、そんなヒトたちから得られますの。
記事の一番下のリンクから、とっとと何か、買ってくだたい。
あはー。

 

 

自分の無力さを自分に証明すること

感謝がなぜ強力なものであるかと考えれば、言ってみればそれは、人間がこれまでつないできた命の全体を、まるごと肯定するものだからだと考えることができます。

人間は命であり、命はつねに自分自身を肯定し続けながら生きています。

つまり人間はずっと生きようとしてきたし、実際に生き延びてきたということです。

もちろん、それに反するような生き方を選ぶこともできます。

実際に少なくない数の人が、その生き方を選んでしまっています。

否定的な感情から生まれた苦しみのために自殺してしまうことは、その末路だと言えるでしょう。

感謝の反対は怨嗟(えんさ)、つまり、恨み嘆くことです。

恨みを持つということは、誰かの態度や行動によって決定的なマイナスの影響を受けたことを、自分に認めるということです。

つまり、「自分は、誰かのやることで強く傷ついたり、大きく損をしたりするような弱い存在でしかない」ということを自分自身に対して、言うことになるわけです。

それは取りも直さず、「自分が無力であること」を自らに証明することを意味します。

誰かに恨みを持てば、自らの無意識に「自分が無力であること」が深く刻み込まれます。

すると無意識は、その証明になるデータを自動的に集め、どうすれば証明できるかを考えて実行し、その正しさを補強しようとします。

恐ろしいことに、その作用が持つ力は絶大です。

逆に、自分が有能であることに喜びを見出して、自らの能力を開発することで命をつないで生き残ってきたのが、現在生きている人間たちの本当の姿です。

そのため無力さを認めてしまうと、「感情というナビゲーションシステム」は必ず「ノー」と言います。

つまり、気分が下がるということです。

それは感情の源であるエス(無意識)が、「(力も出なくなるし、実際に無力なことを自分で証明してしまうから、)そんな考え方をするのはやめろ」というメッセージを発していることを意味しています。

ぺんたか
何かを考えてイヤな気分になったら、それは「もうそのことは考えるな」って言われてるってコトか。
コンドーさん
そーね。
「それを考え続けたら、パワーが奪われて、もっとダメになるぜ?」ってコトね。

 

 

エゴイスティックな感謝

「日々を感謝して生きなさい」などという説教は、ただの言葉であり理屈でしかありません。

エス(無意識)がそのことに同意しなければ、ただのお題目にすぎないということです。

大切なのは、怨嗟とそれがもたらす無力さのループから逃れることです。

そして、感謝がもたらす喜びをいかにして思い出し、日々それを味わう生活を習慣にするかということです。

注目すべきは、感謝することがエゴイスティックな見方だけから考えたとしても、自分にとってとても得になる行為だというところです。

つまり、「究極に利己的な人間は、おそらく感謝を手放さないだろう」ということになります。

なぜ感謝が得なのかと言えば、それによって周囲の協力も得られるし、自分の力も開発、発展されることになるからです。

このことは多くの人が感謝に対して抱いている利他的なイメージとは、正反対のものと言えるでしょう。

いずれにせよ感謝をするためには、自分の身の回りの世界を肯定的に捉える必要があります。

そのためには、そもそも何に意識を向けるかが問題になってきます。

そして、それをコントロールするための方法論が語られているのが、「引き寄せの法則」の物語なのです。

ぺんたか
感謝ってば、ジコチューにもオススメな、ずいぶんおトクな習慣だったのネ。
コンドーさん
そーだぜぇ?
ちゃんと習慣づけて、「むしろ、なんで感謝しないか、意味がワカラン」ってくらいになっちゃおうぜぃ?

 

 

 

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